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Opera 「椿姫」 ~舞台裏のお仕事~
2006年 05月 21日
今日は、ERKELszínházエルケル劇場に行って来ました。
Budapestには2つのオペラ劇場があり、一つは街の中心部にある国立オペラ劇場、もう一つが東駅近くにあるこのエルケル劇場です。 この劇場は共産圏時代に市民の憩いの場になり、一度に多くの集客が得られるようにと作られた劇場です。国立劇場のような豪華な作りではなく、まさに共産圏時代を髣髴とさせる風貌で、日本の市民会館などのような雰囲気です。 ここで行われる演目は、オペラだけではなくオペレッタや海外からのミュージカル、ミュージシャンのツアーコンサートや、アイスショーなど様々です。 さて、今日の演目はヴェルディー作曲の「椿姫」です。 内容を知りたい方はこちらへどうぞ。 この作品には、演出によって通常のオーケストラピットで演奏する以外に、舞台の後ろで「影の楽団」が演奏することがあります。 ここBudapestの演出もそうです。 第一幕の宴の場面で、ヴィオレッタとアルフレードがパーティー会場を抜け出し、別室で愛を語らいます。 そこで「影の楽団」登場です! パーティー会場では変わらず賑わっている事を、遠くから聞こえる音楽で表現するために、舞台の裏壁一枚隔てたところで本当に演奏するのです。 その間わずか7分。 その舞台裏では…ヴィオレッタとの歌とも合わせなくてはいけないので指揮者を写したモニターと補助指揮者を前に私たちはスタンバイしています。 出番直前になると、補助指揮者が小さなドアをそっと開き、モニターを凝視し緊張が走ります。 舞台裏の私たちは特に人目に着くわけでもないので私服でくつろいだ感がありますが、この時ばかりは空気が変わります。 7分の本番を終え、3幕に演奏しない人はここで「おつかれさま!」と帰っていきます。 今日の私は、3幕も「影の楽団」で演奏することになったので、そのまま出番の無い2幕を客席に忍び込んで鑑賞して、写真をパチリ(笑。 2幕はバレエなどが入って賑やかでいいですね。 そして、3幕は合唱も「影の楽団」に加わります。 病も重く、アルフレードとの恋にも破れ寝室でヴィオレッタが嘆き悲しんでいると、窓の外からカーニバルの楽しい調べが聞こえてくると言う場面で登場です。 その間わずか2分。 1時間45分の作品を完成させるために、舞台の裏では様々な仕事を受け持つ人々がたくさんいます。私たち音楽家だけでなく、衣装さん、メイクさん、大道具さん、舞台監督さん、照明さん、音声さん、スムーズに人々が動けるようにスタンバイを放送するタイマーさんなどなど、仕事の数は数え切れないほどあり、一つの舞台を作り上げるのに300人ほどの人が頑張っています。 わずか10分ほどの出番だけれど、その作品には必要不可欠な仕事で、またそこに関われると言うことはとっても幸せなことです。 やっぱり、生きている舞台って好きだな♪ ところで、楽屋にいると知り合いが私を見つけてくれて、舞台の袖から「Szia!」と手を振ってきてくれました。 歌い手さんだって事は知っていたけれど「へぇ~、役もらってるんだ~」とノンキに構えていたら、なんと彼、アルフレード役(主役)だったのです。 ……そんな凄い人だったなんて知らなかったよ。(苦笑 ↓ へぇ~~裏でそんなことしてるんだぁ、と思ったら…ぽちっとよろしくね♪ 人気blogランキングへ
by klarinette_hu
| 2006-05-21 23:42
| 音楽・Zene
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