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ルーマニア・国民の館
2006年 05月 20日
そうです、国民のとは名ばかりであの恐怖政治を作り上げた「チャウシェスクの館」です。 まずは外見ですが、写真だと大きさがわかりにくいけれど、建物の前の広場を走る車の大きさから想像していただければ、その巨大さを少しは解かってもらえるでしょうかね? 私たちは中を見学しようと、ガイドブックに書かれていた建物右方向へまずは行ったのですが、どうやらその情報は間違っていたらしく(間違っていたのか、元共産圏によくある移動なのかはわかりませんが)丁度、正反対の入り口を目指すことになりました。 なんと、建物を半周するだけで20分は軽く歩くことになるのです…。もう、普通にのどが渇いてちょっとした運動ですよ。 さて、空港のような荷物&身体チェックを受けた後、館内ツアーの始まりです。 国会が行われるホール(左) と 大理石で作られた中央階段(右) 晩餐会など贅沢な夜が繰り広げられた「装飾の間」です。 国民の館に3000を超える部屋があるといわれています。 でも、中を見れば見るほどなんだか虚しくなっていったのが素直な感想です。 写真では解かりづらいけれど、細部を見ていくと苦しい財政難から「見栄」だけのために搾り出された贅沢の極みが見え隠れしています。 外部者の目に届くところは、総大理石作りで豪華に見えますが、ちょっと影のところでは共産圏の貧しい作りです。(例えばボディーチェックを受けた裏玄関など) そして、見れば見るほどただ大きいだけで、チャウシェスクは本当の豪華さを知らなかったのではないのかと思います。 ウィーンのシェーンベルン宮殿や、フランスのベルサイユ宮殿など賢覧豪華な宮殿を今まで見てきたけれど、それらはため息が出るくらい見事な豪華さでした。 それらの宮殿も、民衆から集めた物で作り上げられていたかもしれないけれど、歴史に誇る豪華さだと思います。 でも、「国民の館」は大きいこと以外、金の使い方にしろ、シャンデリアの繊細さにしろ、彫刻の一つにしろそれらに匹敵するものは一つもありません。 そして、国民の館から見える「ルーマニアのシャンゼリゼ通り」もしかり。 でこぼこの道路や、今にも潰れてしまいそうな建物が街中に溢れている中、突如噴水が湧き上がる通りが出没しますが、なんとも虚しい。 まるで、テーマパークにある作られたモニュメントの様です。 街の暗い雰囲気といい、大きいだけの虚しい物体といいまだまだルーマニアはあの悪夢から拭い切れていないのは確かです。 ↓ 今日も…ぽちっとよろしくね♪ 人気blogランキングへ
by klarinette_hu
| 2006-05-20 23:12
| ルーマニア・Rómania
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