気まぐれMagyar ~ハンガリーからの調べ~
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音楽やお料理などクラリネット吹きの日々徒然なるままに・・・ from ハンガリー 
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リスト音楽院 大ホール
昨日の出来事ですが、リスト音楽院大ホールである演奏会がありました。
Liszt Ferenc KamaraZenekarフェレンツ・リスト室内楽団の演奏会で、先日のウィーンヴィルトゥオーゾと同様 All Mozartプログラムでした。

一曲目にはとっても楽しい曲"Zenei tréfa"音楽の冗談。
曲の随所随所に、人を笑わせてしまうような仕掛けが隠れていて、同じようなメロディーやリズムをこれでもかと何度もしつこく繰り返したり、突如ホルンが音痴に吹き出したりみんなが思わず「ぷっ♪」と笑ってしまう事ばかり、そして最後はなんとちゃんとした和音で終わらず不協和音で終わってしまうのです。もちろん、すぐに拍手と共に笑いで会場はいっぱいになります。
でも、ホルンの音痴も最後のぐちゃぐちゃの和音もすべて楽譜に書かれている、すなわちMozartがわざと書いているのです。
この曲を聴いていて、「本当にMozartは人を驚かせたり、笑わせたりといった楽しい事が大好きで、楽しんで音楽を奏でていたんだなぁ。しかも音楽にそれが見事に表現できるってやっぱり凄い!」と思いました♪
そして、彼らもそれをもっと楽しんでもらおうと面白く演奏するからたまりませんね。
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そして、2曲目は4人の管楽器奏者のソリストによる
"Sinfonia concertante"シンフォニア・コンチェルタンテです。
ソリストは…
Oboe. Rácz Ottó (ハンガリー放送響)
Klarinét.Szatomári Zsolt (ハンガリー国立響)
Fagott. Lakatos Gtörgy (ハンガリーオペラ座)
Horn. Szőke Zoltán (ハンガリーオペラ座)       でした。

この曲は、何度も聞いた事もあるし私も演奏した事がありますが、昨夜の演奏は本当に素晴しかったです。(いや、ほんとにマジでっ!驚き!)
オーボエの軽くのびのびとした音、ホルンの完璧なまでのテクニック、下でしっかり支えながらリズムを刻みオーケストラまでも引っ張っていくファゴット、その間を埋めるように影役者にも表役者もクルクルと音色を操るクラリネット。
彼らはそれぞれソリストとしても活躍している演奏家たちですが、4人が集まる事によって更に音楽性が広がりゆるぎない物になっていました。
後ろのオーケストラを消し去るくらいの存在感…驚きです。
かといって、お堅いだけの演奏ではなくて見せるところではとても楽しく見せてくれるし、これでもかと技術的にも驚きを与えてくれるし、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
それにしても、ファゴットのLalatosの演奏はいつ聴いてもすごいです…。
周りを引き込むくらい音楽を作り上げ、同じ管楽器奏者としてもまるでCDを聴きながらボーリュームを操っているようなダイナミックの広さには驚愕の嵐。
pp(ピアニッシモ)でも音の粒一つ一つがしっかりホール中に響き、ppなのにオーケストラに埋もれない!! これってほんとに凄い…。

終わってから、楽屋にGratulál!おめでとう!を言いに行き、ちょっとお話をしてみると、クラリネットのSzatmári先生(リスト音楽院の先生の一人です)も、Lasatosも「この4人だったから出来たかもね」と言っていて、彼らにとっても楽しい一時だったようです。
いやぁ~ いい日だった♪

写真は昨日の演奏会です。
お気づきの方もいらっしゃるかもですが、演奏会によってはステージ上にも客席があるのです。
このホールも間近で演奏家の息遣いを感じられる近親感のあるホールですよ。


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by klarinette_hu | 2006-04-22 22:53 | 音楽・Zene